保険銀行時報社『本邦生命保険業史』(1933.09)

(グレーの背景色)は、「渋沢関係略年譜」を参考のために表示しています。この社史に掲載されている年表項目ではありません。

月日 事項 年表種別
昭和8年(1933) - 【竜門社】青淵先生の遺言により渋沢家から曖依村荘を受贈する。財団法人渋沢青淵翁記念会が東京・常盤橋公園に青淵先生の銅像を建てる。 渋沢関係略年譜
6月28日 東京預金利子協定銀行利下七月一日より実施に決定、甲種銀行定期預金四分二厘より三分七厘へ、乙種銀行四分七厘より四分二厘へ引下 生命保険関係年表
6月30日 昭和生命相互保険会社を形成すべき、日本医師共済、東海、蓬莱、中央、国光の五相互は午前十時より各社毎に合同の対案を協議し国光の如きは夜半に至り意見漸く纏る難問題であったが協調の結果、新会社の社長に日医の八木逸郎、取締役に同北島多一、国光の曄道文芸、蓬莱の武末祐三郎、東海の仲宗根玄愷、監査役に日医の林曄、同中山義彦、東海の前田青莎選任、新会社の契約高約二億三千万円、資産が六千二百万円と伝ふ○日銀利下説伝はる各種利率二厘方引下七月三日より実施、商業手形割引日歩一銭となる筈 生命保険関係年表
6月 是月、日本医師共済以外の四相互生保会社「五社合同の趣意書」を契約者其他関係者に頒布合同理由を説明諒解を求む○経済情報社編纂「生命保険会社の解剖」出版 生命保険関係年表
7月1日 大安生命の保険契約、片倉生命へ包括移転認可(三月末契約高大安一一、一七六、八九四円、片倉八六、七〇七、三六九円)○国光生命の評議員会紛糾し前日より引続き漸く纏る○日本医師共済生命、昭和生命と社名変更につき定款一部変更認可○東海生命、蓬莱生命、中央生命、国光生命の四相互定款一部変更認可○昭和生命、五社分(日本医師共済、東海、蓬莱、中央、国光)の外野組織を総動員新契約募集開始 生命保険関係年表
7月6日 折戸太市郎生保協会書記長辞任 生命保険関係年表
7月8日 国光生命記事解禁(差止期間約十ヶ月)破綻を暴露す。欠損額四百八十八万円 生命保険関係年表
7月11日 横浜生命の資産運用に当局より警告○昭和生命最初の管長会議本日より三日間開催、支部、出張所及外務に関する諸規定を決す 生命保険関係年表
7月14日 生保投資団、丸ノ内会館に定例協議会を開催、一・現在加盟の十八社以外の生保協会加盟会社に対し改めて加盟勧誘のこと。二・従来愛国生命のみ懇談会の事務を委嘱せしも次回より任期六ヶ月として千代田、明治、帝国、愛国及び東洋の五社を正式幹事会社に推し、庶務関係の事務は生保協会の玉木専務理事に委嘱すること等を決す 生命保険関係年表
7月19日 寿生命の保険契約、愛国生命へ包括移転認可さる 生命保険関係年表
7月 是月、簡保局大阪支局を設置することに内定○仁寿生命と常盤生命の合併風説起る○昭和生命新種保険(短期払込養老、利益配当附養老、延寿養老、利益配当附終身)等を売出す○日華生命、今秋十月が当社創立満二十周年に当るを以て、七、八、九及十月十五日まで記念募集開始す○簡保局結核防止施設案成る○万国アクチュアリー会第十回会議明年五月一日よりローマに於て開催することに決定○明治生命契約高十億円を突破す 生命保険関係年表
8月7日 生保投資団丸ノ内常盤で初会合、三井信託より同シンヂケートに優先権を与へた東洋高圧及び三池窒素株計五万株を各社の申込口数に応じて分配を完了。なほ新加盟会社三井、常磐、有隣、福寿、昭和、国華、片倉、富士、福徳、住友等 生命保険関係年表
8月11日 東京帝大経済学部保険演習学友会主催の夏期講習会を大阪北区御堂筋大阪瓦斯ビルに於て開催、講師森荘三郎、石井銀弥、丹治善造、林範二、高木金次 生命保険関係年表
8月25日 日本共立生命定時株主総会にて藤井善助辞し、実権「近江屋」一門に移り前川太郎兵衛社長となる 生命保険関係年表
8月28日 簡易保険積立運用委員会本年度第二回会議にて貸付額及貸付先決定 生命保険関係年表
8月 是月、商工省法令審査委員会で保険募集取締規則改正原案審議す。要点は従来は会社合併せる場合、募集員は再登録申請を要せしを単に届出にてよくなることで今秋より実施の筈○生保シンヂケート、加盟会社の数増加し、残る会社「日本共立」「日本徴兵」の二社となり、これも近く加盟の筈 生命保険関係年表
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