(株)岩波書店『岩波書店八十年』(1996.12)

(グレーの背景色)は、「渋沢関係略年譜」を参考のために表示しています。この社史に掲載されている年表項目ではありません。

月日 事項 年表種別
昭和41年(1966) - 【竜門社】創立80周年記念式典を開催する。 渋沢関係略年譜
4月14日 郭沫若中国科学院院長、文化革命支持と自己批判を表明。 内外事情
4月20日 北海道出版物小売業組合、運賃撤廃の促進を日本出版物小売業組合全国連合会の理事会に訴え、出版社に強硬な交渉を行うため代表17人を派遣。4月21日、小売全連理事会、書店総決起大会を5月20日に開くことを決める(この理事会に北海道と大阪の両小売組合派遣団代表がオブザーバーとして出席)。 出版界
4月20日 第1回北川冬彦賞=(詩部門)桜井勝美、(論文部門)鵜沢覚。 出版界
4月20日 日産自動車・プリンス自動車工業、合併契約調印。(国際競争に対応し自動車産業再編成はじまる)。 内外事情
4月26日 公労協・交運共闘統一スト。私鉄大手10社24時間スト、国労・動力車労組・全自交、時限スト。(空前の交通スト)。 内外事情
4月27日 日本出版取次協会、会長に池辺伝(東販社長)を選出。 出版界
4月29日 社長岩波雄二郎、日本出版代表団副団長として中国の広州・西安・北京などを訪問。 岩波書店
4月 写研(写真植字機研究所)と取引き開始。 岩波書店
5月3日 小宮豊隆氏逝去。 岩波書店
5月5日 リンドグレーン作、尾崎義・大塚勇三訳《リンドグレーン作品集》全12巻、第13回サンケイ児童出版文化賞受賞。 岩波書店
5月7日 明治書院、創業70周年記念式典・祝賀会(東京・椿山荘)を開催。 出版界
5月10日 《サムエルソン経済学》刊行開始―全2冊。翻訳:都留重人。近代経済学の基本命題と入門的な分析方法のすべてを盛り込みながら、しかも単なる理論体系の叙述ではなく、世界経済の生きた現実の問題をとり上げて、経済学がその現実とどうかかわるかを説く優れた経済学入門書である。1948年初版以来、16ヵ国語に訳されて本書の決定版と目された第6版によって日本語訳が完成した。こののち、原書に大きな改訂が行われるたびに、この日本版も改訂され、原書の版数を書名に明示することとして今日に及んでいる。(1967.1.30下巻刊)。 岩波書店
5月11日 小泉信三氏逝去。 岩波書店
5月15日 日本出版物小売業組合全国連合会、機関紙《全国書店新聞》を創刊。 出版界
5月16日 中共中央委、彭真らの〈2月提綱〉批判と中央文化革命小組設置の決定を通達(文化大革命はじまる)。29日、清華大学付属中に紅衛兵組織結成。6月1日、毛沢東、北京大学の教師・学生による大学当局・党北京市委批判の大字報(5.25)の全国放送を決定。3日、北京市委の改組を発表(彭真第1書記兼市長解任)。 内外事情
5月20日 日本出版物小売業組合全国連合会、運賃・荷造費撤廃要求全国書店総決起大会(東京・教育会館)を開催。 出版界
5月25日 ユネスコ主催のアジア地域出版専門家会議(東京・プリンスホテル)を開催。アジアの20ヵ国代表を中心に85人が参加、〈アジア地域の経済社会発達における図書の役割〉ほか3議題を討議、ユネスコへの勧告案として376項目の報告書を作成する(~31日)。 出版界
5月28日 C.S.ルイス《ナルニア国ものがたり》刊行開始―全7巻。瀬田貞二訳。空想上の国ナルニアの誕生から死滅までをたどりながら、作者のキリスト教的世界観と古典・神話の知識とが見事に一体となった7冊におよぶ壮大な物語である。カーネギー賞を受賞したこの名作は多くの読者を得た。(1966.12.1完結)。 岩波書店
5月28日 岩波書店労働組合創立20周年記念祭。 岩波書店
5月30日 第17回定時株主総会開催―この期の売上高は前期に比し23%の増加を示した。この期、夏目漱石の生誕100年、歿後50年を記念して《漱石全集》を刊行したが、予想を上回る読者を得て、売上げに大きく寄与した。その他単行本・文庫・新書・少年文庫の伸びが著しかった。なお、この期の前半においては、生産がやや増大する兆が見えたが、その後適切な生産計画によって、売上高に大きな影響を与えることなく、在庫量の調整を予想どおり達成することができた。配当1割2分。取締役・監査役の任期満了につき改選の結果それぞれ重任。 岩波書店
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