(株)岩波書店『岩波書店八十年』(1996.12)

(グレーの背景色)は、「渋沢関係略年譜」を参考のために表示しています。この社史に掲載されている年表項目ではありません。

月日 事項 年表種別
昭和49年(1974) - 【竜門社】西園寺実が理事長に就任。 渋沢関係略年譜
9月 全国学校図書館協議会、9月から0.5P運動(どの学校図書館も年間購入冊数を児童・生徒1人あたり0.5冊(0.5冊per Pupil)の文部省が定めた最低基準を確保しよう、という運動)を展開。 出版界
10月1日 《科学》10月号特集〈シンクロトロン放射とその応用―フォトン・ファクトリー計画を中心に〉発行。 岩波書店
10月1日 第1回大仏次郎賞=中野好夫《蘆花 徳富健次郎》、梅原猛《水底の歌》。 出版界
10月1日 株式会社図書月販、創業10周年を機に社名を株式会社ほるぷと改称。 出版界
10月1日 株式会社帝国地方行政学会、社名を株式会社ぎょうせいと改称。 出版界
10月4日 《プラトン全集》刊行開始―全15巻別巻1。編集:田中美知太郎・藤沢令夫。プラトンの著作は、その大部分が対話篇という独自の形をとっており、対話文学ともいえる文芸性豊かなものである。この原作の香気を伝えるべく訳出につとめた。さらに訳注・解説に加え全巻にわたる索引を付して、専門家ならびに一般読者にとって長く典拠とするに足る全集たることを期した。1968年4月から1973年4月にかけて刊行した《アリストテレス全集》とあわせて、西洋の思想と哲学の二源流である両者の邦訳全集がここに完成することとなった。(1978.1.27完結)。 岩波書店
10月6日 米議会、退役海軍少将ラロックの〈米艦は日本などに寄港する際、核をはずすことはない〉との証言(9.10)を発表。 内外事情
10月7日 野党各党、ラロック証言に対し、政府に米軍艦の寄港拒否を要求。横須賀・佐世保・広島各市長ら、抗議声明。 内外事情
10月8日 前首相佐藤栄作、1974年度ノーベル平和賞受賞。 内外事情
10月9日 フランクフルト・ブック・フェアに参加(会期10月14日まで)。 岩波書店
10月9日 栗田書店、東京板橋に本社の新社屋を完成、10月15日から社名を栗田出版販売株式会社と改称。 出版界
10月10日 立花隆、〈田中角栄研究―その金脈と人脈〉(《文芸春秋》11月号)発表、〈田中退陣〉の口火となる。22日、社会党、参議院で、首相の所得を追及、首相の出席を要求して紛糾。 内外事情
10月13日 全国サリドマイド訴訟原告63家族・厚生省・大日本製薬、和解確認書に調印。最高4000万円・総額23億円の賠償。 内外事情
10月22日 閣議、人事院勧告の国家公務員給与引上げ(空前の32.48%)実施を決定。 内外事情
10月25日 日本書店組合連合会、読者と地方正味格差撤廃に対する版元への謝恩をかね、さらに書籍・雑誌の増売をはかる目的で書店くじ(総額7600万円)を読書週間行事として発行 出版界
10月28日 アラブ首脳会議(ラバト)。PLOはパレスチナの唯一の代表などの決議案を採択。 内外事情
10月30日 《数学選書》刊行開始―現代の数学は新分野の発展によって、今世紀前半とは著しく様相を異にしてきている。かつて1940年代に《現代数学叢書》を刊行し、また、1954年以降には、シリーズ《現代数学》を刊行して、現代数学の〈根底にあるもの〉の解説を試みてきたが、ここに三たび新たに《数学選書》を刊行し、現代数学において最も活発に研究の進められている諸部門を選び出して、解説を試みた。 岩波書店
10月30日 筑摩書房、創業者の一周忌にあたり《回想の古田晃》を刊行。 出版界
10月31日 〈岩波の文化講演会〉を京都で開催、続いて11月5日には東京で、11月13日には那覇で開催。 岩波書店
10月31日 宇沢弘文《自動車の社会的費用》(岩波新書)、岩田久二雄《ハチの生活》(岩波科学の本)、第28回毎日出版文化賞受賞。 岩波書店
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