(株)岩波書店『岩波書店八十年』(1996.12)

(グレーの背景色)は、「渋沢関係略年譜」を参考のために表示しています。この社史に掲載されている年表項目ではありません。

月日 事項 年表種別
昭和50年(1975) - 【竜門社】栃波支部開設。 渋沢関係略年譜
4月13日 美濃部都知事3選(次点石原慎太郎)。大阪府知事に初の共産党単独推薦の黒田了一再選。神奈川県知事に革新の長洲一二初当選。 内外事情
4月13日 レバノンで内戦はじまる。 内外事情
4月17日 カンボジア解放勢力、プノンペン占領。政府軍、全面降伏。 内外事情
4月18日 講談社《子規全集》(全25巻)刊行開始。 出版界
4月25日 国書刊行会《世界幻想文学大系》(全15巻)、筑摩書房《日本囲碁大系》(全18巻)刊行開始。 出版界
4月26日 《岩波全書》新装版刊行―新刊2冊から判型を小B6判からB6判に改め、上製を並製あじろ製本とした。のち文科系・理科系の区別をつけるため、1979年1月以降の新刊・重版から、文科系をブルー、理科系をセピアの色で縁どりしたカバーに変えた。 岩波書店
4月30日 南ベトナム解放戦線軍、サイゴンへ無血入城。(ベトナムでの戦闘終る)。 内外事情
5月7日 閣議、南ベトナム臨時革命政府承認を決定、通告。 内外事情
5月7日 イギリスのエリザベス女王夫妻来日(初の英元首来日)。 内外事情
5月10日 渡辺一夫氏逝去。 岩波書店
5月12日 汐文社、中沢啓治《はだしのゲン》(全9巻)刊行開始。原爆の悲惨さを題材にしたコミックで、子どもたちから多くの支持を得た。 出版界
5月12日 社会党成田委員長訪中。米ソ両大国の〈覇権主義〉に反対の共同声明を発表。(党内論議おこる)。 内外事情
5月16日 エベレスト日本女子登山隊田部井淳子、女性として世界最初の登頂に成功。 内外事情
5月20日 《奈良の寺》全21巻完結。(第1回、1973.10.11)。 岩波書店
5月21日 雇用保険料の負担割合を会社7、本人3とする。 岩波書店
5月21日 最高裁、白鳥事件で村上国治の再審請求を棄却。(総論で再審の条件緩和の新判断を示す)。 内外事情
5月25日 矢代幸雄氏逝去。 岩波書店
5月27日 第26回定時株主総会開催―前期に引続き生産費・諸経費がコスト・アップしたが、売上高は前期を31%上回り、売上部数についても8%の増、重版は211点の増で3089点に達し、新刊・重版ともに前年比7%上回っている。生産費の高騰に対処して、岩波少年文庫を軽装版に改め、400円の均一定価として廉価版に徹することを意図したが、幸いに広く迎えられた。配当1割5分。取締役長村忠退任。監査役任期満了につき改選の結果重任。商法の一部改正にともない、これにもとづく変更と、規定内容の明確化、字句の修正など定款を全面的に改定する。主な点は、監査役の任期1年を2年とし、また、社長及び専務を会社代表とするとなっていたのを、社長を代表とし、専務・常務のうちから代表若干名を選任することができるなど。 岩波書店
5月28日 岩波講座《日本歴史》1975年版刊行開始―全26巻。編集:朝尾直弘・石井進・井上光貞・大石嘉一郎・鹿野政直・黒田俊雄・佐々木潤之介・戸田芳実・直木孝次郎・永原慶二・尾藤正英・藤原彰・松尾尊兊。前回の講座刊行から13年、日本史研究においては、新しい研究方法が開拓され、一方、従来省みられることの少なかった分野にも研究の進展がみられた。制度や機構にとどまらず、時代の政治・社会思想、民衆の生活や意識の解明に多くの研究者の眼が向けられ、また戦後史や地域史の分野でもすぐれた研究成果が生み出され、より一層世界史的視野の中で日本史が捉えられるようになった。今回の講座は、このような多彩な展開をみせてきた諸研究を総括し、それらをふまえて新たな歴史像を明確にすることをめざし、各分野234氏の協同を得て刊行された。(1977.6.22完結)。 岩波書店
5月30日 《哲学叢書》刊行開始―この叢書は、1967年11月から1969年9月にかけて刊行された岩波講座《哲学》の成果をもとに、哲学の伝統的な諸問題を改めて問い直し、現実が提起する諸課題に積極的に取り組むことを意図した試みであった。哲学者15氏が、それぞれの問題意識を深くほり下げ、哲学的探究の成果を書き下ろすことを意図したシリーズ。(1986年末までに6冊刊行)。 岩波書店
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