(株)岩波書店『岩波書店八十年』(1996.12)

(グレーの背景色)は、「渋沢関係略年譜」を参考のために表示しています。この社史に掲載されている年表項目ではありません。

月日 事項 年表種別
昭和50年(1975) - 【竜門社】栃波支部開設。 渋沢関係略年譜
5月30日 常務取締役倉持幸一、信山社社長を退任。榎本和歌男(前岩波書店営業部長、社友)が同社社長に就任。 岩波書店
6月3日 元首相佐藤栄作歿。16日、日本武道館で国民葬。 内外事情
6月5日 スエズ運河、8年ぶりに再開。 内外事情
6月6日 田所太郎(図書新聞社創業者・社長、著書《出版の先駆者》《戦後出版の系譜》など、1911.8.6―)歿。《図書新聞》6月14日号で休刊。 出版界
6月10日 東大医学部学生自治会、東京都内の医学書出版社3社に対し公開質問状(最近の医学書はなぜ高定価になるのか、また学生に割引き販売することを考えているか、など)を出す。 出版界
6月10日 再販売価格維持契約励行委員会、日本雑誌協会・日本書籍出版協会に対し関連業者の割引き販売についての文書を送り、定価販売を守ることを要請。 出版界
6月13日 《日本読書新聞》発行元の日本出版協会、賃金カット・組合員3名の解雇などをめぐり労使が対立、組合は無期限スト・同紙は休刊へ(8月14日、労使は合意に達し2ヵ月ぶりに業務を再開)。 出版界
6月16日 岩波文庫《史記列伝》刊行開始―全5冊。(1975.12.16完結)。 岩波書店
6月16日 岩波文庫定価改定―この日以降刊行する新刊および重版から逐次新定価とする。新定価は☆(白星印)で表示し、☆一つ100円とした。1961年以降★(黒星印)のみで定価を表示していたが、この日以後刊行の文庫については再び奥付に数字で定価を表示することとした。★の在庫品は従来通り★一つ70円のままとすることとした。1973年10月、岩波文庫の定価を星一つ50円から70円に改定した直後にオイル・ショックが起こり、異常なコストの上昇が各方面であいついだ。直接生産費の高騰は、廉価版である文庫の場合、原価率の急激な上昇となるが、幸いに部数の増加により経済的負担を支えてきたが、しかしこれ以上の負担の増加は限度をこえるものがあり、値上げにふみ切った。 岩波書店
6月17日 衆議院、全婦人議員共同提案の、〈婦人の地位向上に関する決議案〉可決。 内外事情
6月19日 国連国際婦人年世界会議開催(メキシコ市)。138ヵ国参加。 内外事情
6月20日 研究社《斎藤勇著作集》(全8巻)刊行開始。 出版界
6月25日 寺島徳治(文理書院創業者・会長、1910.1.15―)歿。 出版界
6月28日 《鴎外全集》全38巻完結。(第1回、1971.11.22)。 岩波書店
6月28日 石川謙《石門心学史の研究》予約限定復刊。復刊するに当り、新たに戦後の研究状況を展望した石川松太郎氏の解説を付した。 岩波書店
6月30日 日本書籍出版協会、文部省と衆参両院の文教委員会関係議員に公立図書館の図書購入費の国庫補助についての要望を提出。 出版界
6月30日 日韓議員連盟結成(自民・民社両党議員約180名)。7月10日、第1回日韓議員連盟総会(ソウル)、両国議員155名出席。 内外事情
6月 実森地図製図所(版下製作業)と取引き開始。 岩波書店
7月4日 日本出版労働組合連合会規約が第31回定期大会告示日(7月4日)をもって全面的に発効。〈出版労連〉として新しくスタート。 出版界
7月4日 参議院、政治資金規正法改正案を可否同数、議長裁決で可決成立。 内外事情
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