※(グレーの背景色)は、「渋沢関係略年譜」を参考のために表示しています。この社史に掲載されている年表項目ではありません。
年 | 月日 | 事項 | 年表種別 |
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文化4年(1807) | - | イギリスのSir Humphrey Davyはアルミナとカリウムとの混合融体を電気分解して新しい金属を発見し、アルミアム(Alumium)と名付ける。 | 世界 |
文政4年(1821) | - | フランスの化学者P.Berthierは南フランスLes Baux村付近でアルミニウムの原鉱石を発見し、その地名にちなんでボーキサイト(Bauxite)と名付ける。 | 世界 |
文政8年(1825) | - | デンマークのHans Christian Oerstedは初めて塩化アルミニウムをカリウム・アマルガムで還元してアルミニウムを分離する方法を発明す。 | 世界 |
文政10年(1827) | - | ドイツのFrederick Wohlerは塩化アルミニウムを金属カリウムで還元して、初めて金属アルミニウムの分離に成功す。 | 世界 |
弘化2年(1845) | - | 【渋沢栄一】この頃、父に三字教、蒙求、小学等を教わる。栄治郎と改名。〔5歳〕 | 渋沢関係略年譜 |
- | ドイツのFrederick Wohlerは小粒の金属アルミニウムを製出し、アルミニウムの比重、化学的性質などを測定す。 | 世界 | |
嘉永3年(1850) | - | アルミニウムのメタルがナポレオン3世に献上され、金銀とならんで貴金属の一つに数えられる。価格1ポンド545ドル | 世界 |
1854年 | - | フランスのHenri Sainte-Claire Devilleは塩化アルミニウムをナトリウムで還元し、アルミニウムの工業生産の基礎をつくる。 | 世界 |
- | ドイツのRobert Wilhelm Bunsenは塩化ナトリウム・アルミニウムを電流によって分解し、アルミニウム電解の基礎をつくる。 | 世界 | |
- | イギリスのPercyは化学的分解法によって氷晶石をナトリウムで還元してアルミニウムを抽出す。 | 世界 | |
安政2年(1855) | - | ドイツのH.Roseは氷晶石をナトリウムで還元し、電解によってアルミニウムを分離することに成功す。 | 世界 |
- | フランスのHenri Sainte-Claire Devilleが試作したアルミニウム棒はパリーの大博覧会に出品され「粘土から得た銀」と称して世人の注目をひく。 | 世界 | |
- | フランスでCie de Produits Chimiques d'Alais et de la Camalgue(Compagnie Alais)が設立されAlais付近のSalindresのHenry Merle et Cie社の化学工場でHenri Sainte-Claire Deville指導のもとにアルミニウムの製造を開始す。 | 世界 | |
安政3年(1856) | - | 【渋沢栄一】父の代理で領主安部摂津守の岡部の陣屋で用金の命を受ける。代官が傲慢で栄一を侮蔑、圧制に痛憤し封建の弊に強烈な反感を持つ。〔16歳〕 | 渋沢関係略年譜 |
- | DevilleはMorin,Debrey,Rousseau Brosらと共同してパリー郊外のGlaciereにおいて世界初めてのアルミニウム製造工場を建設し、20キログラムのアルミニウムを製造す。 | 世界 | |
安政5年(1858) | - | 【渋沢栄一】従妹尾高千代(ちよ、尾高惇忠の妹)と結婚。〔18歳〕 | 渋沢関係略年譜 |
- | アメリカのCharles Martin Hallは溶剤として氷晶石の使用を提案す。 | 世界 | |
安政6年(1859) | - | フランスのHenri Sainte-Claire Devilleはボーキサイトからアルミナを精製する研究を完成す。Deville-Pechiney法と呼ばれる。 | 世界 |
- | イギリスのF.W.GerhardはロンドンのBatterseaにおいてDeville法によってアルミニウムの製造を開始したが1863年に閉鎖す。 | 世界 | |
1860年 | - | イギリスのBell BrosはNewcastle付近のWashingtonにおいてDeville法によってアルミニウムの製造を開始す。 | 世界 |
1865年 | - | 【渋沢栄一】一橋家歩兵取立御用掛を命ぜられ領内を巡廻。〔25歳〕 | 渋沢関係略年譜 |
- | アルミニウムの世界生産1.2トン。 | 世界 | |
慶応2年(1866) | - | 【渋沢栄一】徳川慶喜、徳川宗家を相続(後に征夷大将軍)し、栄一は幕臣となる。〔26歳〕 | 渋沢関係略年譜 |
- | ドイツのW.V.Siemensは直流発電機を完成し工業的に大容量の電気を供給する基礎を確立す。 | 世界 | |
慶応3年(1867) | - | 【渋沢栄一】将軍名代・徳川昭武に従ってフランスへ出立、パリ万国博覧会などを視察。〔27歳〕 | 渋沢関係略年譜 |
1月 | パリーの万国博覧会に徳川昭武、渋沢栄一出席し、日本人として初めてアルミニウムの製品を見る。 | 国内 |