日本国有鉄道『日本国有鉄道百年史. 年表』(1997.12)

(グレーの背景色)は、「渋沢関係略年譜」を参考のために表示しています。この社史に掲載されている年表項目ではありません。

月日 事項 年表種別
明治5年(1872) - 【渋沢栄一】大蔵少輔事務取扱。抄紙会社設立出願。〔32歳〕 渋沢関係略年譜
9月12日 新橋・横浜間線路用地の幅は複線を予定し、高輪および神奈川の築堤部分を除いて全線平均12間(21.8km) 主要事項
9月13日 新橋・横浜間の営業を開始し、9往復の旅客列車を運転(中間駅は品川・川崎・鶴見・神奈川の4駅、運転時分53分、旅客運賃は新橋・横浜間上等1円12銭5厘、中等75銭、下等37銭5厘、小児半額、小荷物運賃は1人60斤〔36kg〕を限り30斤まで25銭、60斤まで50銭) 主要事項
9月13日 新橋・横浜間使用の客車はイギリスから輸入した木製小形2軸客車(自重4~5トン)で定員は上等車18人・中等車22人・下等車30~36人、また機関車もイギリス製で5種いずれも1B形タンク機関車 主要事項
9月13日 新橋・横浜間営業開始に伴い各駅出札・荷物科等において1駅1人あて三井組から収入金の監査人を雇い入れる(明治11年10月30日廃止) 主要事項
9月21日 川崎大師縁日にさいし、臨時列車増発 主要事項
9月 新橋・横浜間鉄道線路沿いに電信線路架設し、電信寮で鉄道電信を行なう 主要事項
9月 新橋・横浜間にブロックシステム(閉塞式)を施行(単針電信機を設置) 主要事項
9月 客車の照明に石油ランプを使用 主要事項
10月3日 鉄道寮、電信寮から新橋・横浜間各駅の電信設備電信技術者を譲り受け電信業務を行なう 主要事項
10月7日 井上鉄道頭、前島駅逓頭と郵便物輸送に関する契約書〔東京横浜間ニ往復スル列車ヲ以郵便物ヲ運送スルノ約定書〕を取りかわす 主要事項
10月15日 旅費定則(旅費・日当支給の基準)を通達(太政官達第309号) 主要事項
10月25日 鉄道建設に功労のあった大隈重信・伊藤博文・井上勝・竹田春風・伊東勅典ならびに雇外国人カーギル、シェパード、デューイング、ゴールウェー、クリスティ、ハート、アナンド、パーセル、ホイラーらに賞与を下賜 主要事項
10月27日 井上鉄道頭、山尾工部少輔あてに運輸営業に支障があるため非常事態発生の場合を除き軍隊輸送はできるだけ避けたい旨を上申 主要事項
10月 旧徳島藩知事蜂須賀茂韶、政府に建言書を提出し華族の資金醵出によって会社を設立し東京・青森間、東京・新潟間の鉄道建設を請願 主要事項
11月 准十等出仕小野友五郎を東京・青森間調査に派遣 主要事項
12月 鉄道寮の電信修技生養成所を開設(明治8年7月、養成を取りやめ) 主要事項
12月 京神間出張鉄道寮、職人定雇規則制定 主要事項
12月 京都・大津間を測量(同年中に終了) 主要事項
12月 雇イギリス人建築副役イングランド、シェパード、佐藤政養、七等出仕和田義比ら塩津・敦賀間の測量を行なう 主要事項
12月 出張鉄道寮職制並事務章程を制定 主要事項
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