(株)熊谷組『熊谷組社史』(1968.09)

(グレーの背景色)は、「渋沢関係略年譜」を参考のために表示しています。この社史に掲載されている年表項目ではありません。

月日 事項 年表種別
昭和19年(1944) - 【竜門社】機関誌『竜門雑誌』669号を発行、以後休刊する。岩波書店より『渋沢栄一伝記資料』第1巻が刊行される。【渋沢敬三】結城日銀総裁辞任につき、日銀総裁に就任。総裁時代一度も東京を離れず。 渋沢関係略年譜
1月1日 先年配布した『社則』を次のように。改書した。社則//一 国力増強ノ基礎事業タルコトヲ自覚シ常ニ在戦場ノ覚悟ヲ以テ職域奉公二邁進スベシ//一 工事施工ニ当リテハ特ニ完成期限ニ注意ヲ怠ラズ迅速(三ツ懇切ヲ旨トシテ注文主ヨリ絶対信頼ヲ得ル様努ムルベシ//一 各員規則ヲ守リ責任ヲ重ジ一致協力シテ業務ニ励精以テ其総力発揮ヲ期スベシ//昭和十九年元旦 熊谷三太郎 [当社]
1月27日 鉄道建設興業株式会社が創立され、熊谷組が株主の一員になった。 [当社]
1月29日 日本土木建築統制組合が組織され、熊谷組が組合員の一員になった。 [当社]
2月15日 資本金を倍額増資して六百万円にした(株主数五十六名)。 [当社]
2月 長野県における運輸通信省の中央線茅野《ちの》芹沢《せりざわ》間土木その他新設工事(一、六〇〇、〇〇〇円)などを請負った。 [当社]
3月 静岡県における陸軍航空本部の浦《うら》ヒ土第一号工事(三、五〇〇、〇〇〇円)などを請負った。 [当社]
4月20日 宇隨監査役が再び応召して京都師団に入隊した。 [当社]
5月1日 時岡監査役が再び応召して京都師団に入隊した。 [当社]
5月10日 日本発送電株式会社は時局緊迫に伴い九地点の工事中止を宣告し、熊谷組請負の箱島、五条方両発電所がその中にはいった。 [当社]
6月15日 米軍サイパン島上陸。 [一般]
6月 松田文次が入社して取締役に、また関谷正慶が監査役に加わった。 [当社]
9月 福島県における日本発送電株式会社の沼倉《ぬまくら》発電所第三工区工事(四、〇一一、〇〇〇円)を請負った。 [当社]
10月 福岡県における運輸通信省の地下施設、軍部委託工事(三、〇〇〇、〇〇〇円)、大阪府における海軍省の海軍地下施設工事(一、五〇〇、〇〇〇円)を請負った。 [当社]
11月8日 牧田専務が長野県茅野の現場で左足を負傷した。 [当社]
11月 愛知県における運輸通信省の地下施設、軍部委託工事(四、三〇〇、〇〇〇円)などを請負った。 [当社]
- 第七期受注工事高(昭和十九年一月一日―同年十二月三十一日)//土木 二一、三四九、〇〇〇円(八四%)//建築 三、九九五、〇〇〇円(一六%)//計 二五、三四四、〇〇〇円(一〇〇%) [当社]
昭和20年(1945) - 【竜門社】曖依村荘を政府に寄贈する。空襲により曖依村荘内の建物の多くを焼失する。【渋沢敬三】幣原喜重郎より組閣本部に招かる。新木、山際正道と相談、大蔵大臣受諾。親任。 渋沢関係略年譜
1月 田辺取締役が常務取締役に加わった。 [当社]
1月 下関市に出張所を設けた。 [当社]
2月 神奈川県における海軍省の海軍地下工事(二、三〇〇、〇〇〇円)を請負った。 [当社]
3月29日 土木建築統制組合に代わって「戦時建設団」が設立された。 [当社]
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