三菱『三菱の百年』(1970.10)

(グレーの背景色)は、「渋沢関係略年譜」を参考のために表示しています。この社史に掲載されている年表項目ではありません。

月日 事項 年表種別
大正元年(1912) - 【渋沢栄一】日本鋼管株式会社発起人。日仏銀行相談役。帰一協会創立・幹事。ニューヨーク日本協会協賛会創立・名誉委員長。〔72歳〕 渋沢関係略年譜
12月 営業部に船舶課を設置し、汽船運輸業務の拡張をはかる。同事業は明治33年清国の大冶鉄鉱石運送(八幡製鉄所向け)を引請けたのを契機として発展し、漸次船隊を増加したが、大正3年第一次世界大戦の勃発により飛躍的に発展した。 重要事項
大正2年(1913) - 【渋沢栄一】伯剌西爾拓植株式会社創立準備委員。日本結核予防協会創立・副会頭(後に会頭)。中国興業株式会社(後の中日実業)創立、相談役。日本実業協会創立・会長。帝国飛行協会成立、評議員。〔73歳〕 渋沢関係略年譜
4月 東京倉庫は横浜港に進出、共同運輸KKの資本に参加し、経営を引受ける。翌3年10月横浜出張所を設置、横浜港輸入棉花の荷捌を日本棉花同業会と契約。 重要事項
12月 長崎造船所建造巡洋戦艦霧島進水(27,500トン) 重要事項
大正3年(1914) - 【渋沢栄一】東北九州災害救済会創立、副総裁。合資会社国際通信社設立、相談役。日中経済界の提携のため中国訪問。財団法人国産奨励会設立準備委員総代、顧問。〔74歳〕 渋沢関係略年譜
5月 旭硝子牧山工場開設(福岡県戸畑) 重要事項
6月 丸の内三菱21号館落成(丸の内最初の鉄筋コンクリート建築) 重要事項
7月 営業部ウラジオストック出張所設置、対露貿易へ進出。 重要事項
7月 ○世界大戦勃発、8月我国は対独宣戦布告。 重要事項
9月 三菱倶楽部設立(社員の親睦、教養、体育、娯楽機関) 重要事項
11月 下関に彦島造船所を新設、これにより長崎、神戸両造船所を合わせ、三菱は民間最大の造船造機工業を擁した。 重要事項
大正4年(1915) - 【渋沢栄一】帝国蚕糸株式会社相談役。渋沢同族株式会社設立、社長は敬三。パナマ・太平洋万国博覧会視察のため渡米。ウイルソン大統領と会見。〔75歳〕【渋沢敬三】渋沢同族株式会社設立、同社長就任。 渋沢関係略年譜
5月 本社に臨時製鉄所建設部を設置し、朝鮮兼二浦の製鉄所建設に着手。 重要事項
6月 日本郵船は4,400万円に増資。 重要事項
9月 ロンドン支店を開設し、銀行部と営業部の業務を開く。 重要事項
9月 北海道美唄炭砿を買収、10月美唄鉄道KKを設立。 重要事項
10月 東京倉庫の東京越前堀倉庫落成。 重要事項
- ○世界大戦の勃発により三菱の全事業は活況を呈す。 重要事項
- ○此年三菱製紙所は上海の華章造紙廠を買収経営、同事業は大正9年中国人に売却する。 重要事項
大正5年(1916) - 【渋沢栄一】海外植民学校顧問。日米関係委員会創立・常務委員。第一銀行の頭取等を辞め実業界を引退。理化学研究所創立委員長。喜寿記念として第一銀行が玉川清和園に記念館誠之堂建設。渋沢栄一述『論語と算盤』(東亜堂書房)刊行。〔76歳〕【竜門社】青淵先生の喜寿祝賀会開催し、記念品として林泰輔編『論語年譜』を青淵先生に贈呈する。 渋沢関係略年譜
1月 北海道大夕張炭砿を買収、大夕張炭坑鉄道の経営を継承。 重要事項
4月 ニューヨーク出張所を新設し、銀行部と営業部の業務を開始、大正7年三菱合資会社支店になる。 重要事項
4月 南洋に於ける真珠養殖事業の調査に着手、同事業は大正9年蘭印セレベス島ブートンにおいて真珠養殖試験所を開設、昭和3年真円真珠の養殖に成功し、昭和7年ブートン真珠KKを設立(内地の販売会社は南洋真珠KK)また北ボルネオのタワオにおいてココ椰子油とゴム栽培をおこなうタワオ農園を開設。同事業は大正11年オクラム・クボタ・コンパニーを設立、昭和7年Tawau Estate Ltd.と改称した。 重要事項
6月 飛行機の製造を目的として横須賀海軍工廠の70馬力発動機製作の実習を請願。 重要事項
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