京都織物(株)『京都織物株式会社五十年史』(1937.11)

(グレーの背景色)は、「渋沢関係略年譜」を参考のために表示しています。この社史に掲載されている年表項目ではありません。

月日 事項 年表種別
明治19年(1886) - 【渋沢栄一】「竜門社」創立。東京電灯会社開業(後に委員)。〔46歳〕【竜門社】竜門社が東京・深川福住町の青淵先生邸内に創立する。機関誌『竜門雑誌』創刊号を刊行。 渋沢関係略年譜
12月16日 渋沢栄一、浜岡光哲外三十六氏の発起者相会し、資本金参拾五万円を以て京都織物会社の設立を計画、創立事務所を下京区第三組玉蔵町第二十番戸に設置す。
明治20年(1887) - 【渋沢栄一】東京製綱会社発起委員(後に取締役会長)。東京人造肥料会社創立委員(後に取締役会長)。京都織物会社創立、相談役。日本煉瓦製造会社創立・理事(後に日本煉瓦製造株式会社取締役会長)。東京ホテル創立・理事長(後に帝国ホテル株式会社取締役会長)。北海道製麻会社・相談役。〔47歳〕 渋沢関係略年譜
1月6日 創立事務所を三条通烏丸東入ルに設置す。
2月27日 発起人総代浜岡光哲、田中源太郎外十一氏より創立願書を京都府知事北垣国道氏に提出す。
2月 他に京都染物会社京都撚糸会社創立の計画あり、双方協議の上三会社合併し、更に資本金を五拾万円とす。
5月5日 京都織物会社創立を許可せらる。
5月19日 上京区第三十一組一ノ舟入町府立織殿地所建物及び機械等払下願書を京都府知事に提出す。
5月19日 本社工場敷地として愛宕郡吉田村下阿達の地所(坪数壱万七千八百九拾弐坪弐合)払下願書を府知事に提出す。
6月22日 株主総会を京都商工会議所に開き、創立委員より本社創立事務の大要を報告、定款其他を議定、役員選挙を行ふ。委員に内貴甚三郎、浜岡光哲、田中源太郎、渡辺伊之助、熊谷辰太郎の五氏[、]相談役に渋沢栄一、大倉喜八郎、益田孝の三氏それぞれ当選、委員の互選を以て内貴甚三郎氏委員長に、熊谷辰太郎氏検査掛に当選す。
6月27日 上任役員の姓名印鑑及び本社印章を京都府に届出でたり。
7月1日 府立織殿払下の件認可せらる。
7月2日 事務所を織殿内に移す。
7月10日 委員会に於て株金払込期日及び社員の分課分掌を定め、各課の事務章程営業規則等を議定す。
7月21日 七月二十一日より同月二十五日迄を以て資本金の内第一回株金(壱株に付五円)を徴収仮株式券状を交附す。
7月23日 商標登録願書を農商務省専売特許局へ出願す。
8月3日 技師近藤徳太郎氏、稲畑勝太郎氏、高松長四郎氏に対し、欧米各地に於ける織物染物整理業の景況視察及び諸機械購入のため派遣を命ず。
8月3日 委員浜岡光哲氏商工視察のため、欧来諸国を巡回するを以て、本社各部の機械購入外人雇入建築製図取調及び技師監督の件等を囑託す。
8月4日 委員浜岡光哲氏、各部技師を伴ひ英船「ベルチツク」号にて横浜解纜桑港に向ふ。
8月 旧織殿より引継の職工を更に本社へ雇入れ、試業として織機及諸機械を運転し仮営業を始む。
9月 株金第二回(壱株に付五円)払込徴収。
10月19日 本社地所建物の登記を出願、その手続を了る。
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