京都織物(株)『京都織物株式会社五十年史』(1937.11)

(グレーの背景色)は、「渋沢関係略年譜」を参考のために表示しています。この社史に掲載されている年表項目ではありません。

月日 事項 年表種別
明治26年(1893) - 【渋沢栄一】喜賓会創立・幹事長。東京人造肥料株式会社取締役会長。株式会社東京石川島造船所取締役会長。王子製紙株式会社取締役会長。帝国ホテル株式会社取締役会長。 渋沢関係略年譜
10月1日 南京繻子全機伊庭喜兵衛氏外九名へ特約販売の契約を締結す。
10月5日 本日より三日間を以て第九回株金残額(壱株に付弐円五拾銭)払込徴収。
10月10日 撚糸工場一棟新築落成す。
10月13日 門多顕敏氏を支配人に任ず。
11月5日 京都市河原町通四条上ル共楽館において臨時総会を開き、創業費償却の件、資本金額を四拾五万円となすの件、定款改正の件、取締役の俸給及び監査役の報酬金を定むるの件等を決議し、更に取締役五名監査役二名を選挙す。取締役に渋沢栄一、磯野小右衛門、田中源太郎、中井三郎兵衛、辻川新三郎、監査役に内貴甚三郎、渡辺伊之助の各氏当選、同日重役互選により渋沢栄一氏取締役会長に、辻川新三郎氏専務取締役に当選す。
11月10日 定款認可を京都府を経て農商務大臣に出願、同月二十四日付認可を得たり。
12月9日 京都区裁判所に於て商法第百六十八条の登記を了す。
12月16日 繻子類需用増加により汽織機五十台を増設する事に決す。
12月18日 織物工場点灯のため電動力使用を開始す。
12月31日 南禅寺町及び吉田町地所の内不用分大阪中村弥吉氏へ売却約定す。
- 期末現在委員五人、社員以下三十七人、男工百四十七人、女工二百六十人。
- 期末現在取締役五人、監査役二人、社員以下三十六人、男工百五十七人、女工二百九十五人。
明治27年(1894) - 【渋沢栄一】東京瓦斯株式会社取締役会長。東京海上保険株式会社取締役。北越鉄道株式会社創立発起人。札幌麦酒株式会社取締役会長。 渋沢関係略年譜
1月15日 京都市河原町四条上ル共楽館において、第十二回通常株主総会を開き、業務及諸勘定を報告並に利益金配当の事を決議す。引続き臨時総会を開き、営業上運転資金を要する時は、当会社資本金額十分の一を極度とし、取締役会の評決により一時限り借入金を為すことを得るの件、及び当会社の工場は株主たり雖も一切縦覧を謝絶するの件を決議す。
1月16日 当会社資本金四拾五万円全額払込を了せしを以て、本日より本株式券状を交附す。
2月19日 南禅寺町所有地壱万六千六百五坪五合及吉田町所有地の内四千五百弐拾六坪を大阪中村弥吉氏へ売買証書締結金員受授を了したるにより、京都区裁判所に於て登記を受く。
3月13日 商法第百六十八条に依り会社登記済の届書を農商務大臣へ提出す。
4月1日 撚糸増設工場及機械据付等すべて落成し機械運転を開始す。
4月18日 大婚二十五年御祝典奉祝のため、太平織卓掛一枚宮内省へ献納す。
5月3日 京都市工芸品展覧会へ出品せる黒南京繻子に対し、市参事会京都府知事より二等賞銀牌を授与せらる。
6月2日 模様繻子製造のため、圧型ロールを再整部に据付け運転を開始す。
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